ソニー KDL-40EX710 修理の巻
今回は、ソニーの40インチテレビ BLAVIA KDL-40EX710 の修理依頼。
以前から親交のある知人から、お店で使っているテレビが画像音声とも出なくなって、
電源を入れると赤色の電源ランプが6回点滅する。
直るのなら直してほしいとの依頼です。
電源ランプ6回点滅。
いかにも何かを伝えているのは間違えなさそうです。
型番を控えて早速調査開始。
すると、価格ドットコムさんのサイトでこのような情報をゲット。
なになに?
STBY LED Flash time の 6 は、
BACKLITE_ の Back Light Error (Panel Inverter) なんだな。。
わかったような、わかんないような…
なんとなく理解できたのは、スタンバイランプの6回点滅は、
バックライトのエラーで、パネルインバーターかもよ?
くらい。。
とにかく、何かが原因でバックライトのLEDがつかなくなっているらしい。
そこで、
まずは電源基板からバックライトのLED基板までの
経年劣化によるケーブル断線を疑い、一度お伺いして導通をチェック。
写真の青2本、白2本にそれぞれ黒い線がペアになっていて
全部で4系統8本のケーブルを1本ずつテスターで導通チェック。
・・・
残念ながら、いえいえ、幸いなことに
8本のケーブルすべて導通あり。断線していませんでした。
出鼻を挫かれてしまいました。
背面パネルを外したテレビをそのまま置いて帰るわけにはいかず
元通りに戻してその日は退散。。
的を外して落胆したせいか、4系統の電圧チェックすら忘れて。。
いずれにしても、
LED基板までのケーブル断線がないということは、
LED基板に電圧がかかっていないことは確か。
それでは、電源基板を丸ごと交換してみよう! と、
ネットで KDL-40EX710 の液晶割れジャンク品を探してみることに。
この型番のテレビは10年ほど前に生産された商品で、
メーカーの修理対象外となっているため部品の供給やメーカーの修理も
やっていないのです。
・・・
残念ながら、そう簡単に、そうタイムリーに
ジャンク品など見つからず…
あった!と思ったらSOLD 。。(販売済み。。)
困っていたところに、電源基板そのものを販売しているサイトを発見!
だけど海外のサイトで、なんて書いてあるのかチンプンカンプン。
Googleの翻訳機能をフル活用し、基板の型番を何度も確認して購入!
動作確認済みとのことなので、到着したら即交換修理しようと
楽しみに待っていたのですが…
数日後に、基板販売先からメールが届き、
「あなたの送料の設定が間違っているので取引をキャンセルします。」
なになに?
送料の設定って、サイトの金額に従っただけなのに…
サイトで 21.95米ドル(2,300円弱)と書いてあった送料が、
届いたメールには「送料は$90から$120です。」と。
9,300円~12,400円! いったいどうしたらそうなるの?
そもそも、サイトに記載されていた送料は固定文で
こちらがどうこうできる内容ではなかったのに…
『ダメだ。このサイトとやり取りしていても、
おそらく時間を浪費するだけだろう…。』
たとえ以前からの知人の依頼とはいえ、仕事は仕事。
依頼を受けてからお待たせしすぎている。
状況はその都度報告させていただいているとはいえ、
早く何とかしなければ申し訳が立たない。。
困っているところに、とても参考になるサイトを見つけました。
hibizipさんが運営しているサイトに、
というタイトルのページが!
あまりにもタイムリーなタイトルで、
のめり込むように一気に読み進んでいきました。
(興味のある方は、ぜひぜひご覧になってください!)
hibizipさんのご努力に心から敬服するとともに、
修理対応として本当に参考にさせていただきました。
無事に修理を終え、
( え? どうやって?
それは… hibizipさんサイトのネタバレになってしまうので… )(汗...)
知人にも大変喜んでいただきました。
お役に立てて本当に良かったです。
hibizipさんに感謝、感謝です!