ホンダトゥデイ AF61 ベルト交換 の巻
新年、
明けましておめでとうございます。
昨年中は、大変お世話になりました。
本年も、宜しくお願い致します。
じつは…
年の暮れも押し迫った12月29日、
昨年最後のエアコンクリーニングの
お客様宅へ訪問中、
あともう少しでお客様宅に到着
というところで
“ブチッ!!”とイヤな音がして
スクーターのドライブベルトが
切れました。
お客様宅への訪問は、
なんとかお約束の時間に間に合って
無事エアコンクリーニングを終えて…
帰りは、仕方ないのでスクーターを
押して帰りました。
訪問先が近くで本当に良かった。。
少し前から
ベルトが滑っているような感覚があったので
ラバープロテクタントを吹き付けたり、
念のため 替えのベルトは
Amazonで買っておいたのですが、
実際に切れたときはかなりショックでした。
翌日12月30日、
早速ベルトを交換しようと
YouTube動画で予備知識を得たうえで、

ソケットレンチで作業開始!
ベルトのある部分のカバーを開けると
丸い物体がふたつ。
(素人なので正式名称は分かりません…)

左の丸いのの真ん中のナットは
なんとか外せたのですが、
右の丸いのの真ん中のナットが
固くて固くて外れません!
(素人なので正式名称は分かりません…)
しかも、最悪なことに
右の丸いのの真ん中のナットが
ちゃんとした工具で
回しているにもかかわらず…

どんどん舐めてしまって
六角ではなくなってしまいそうに
なっているではありませんか!😖
いったいどんな力で締め付けたのでしょう?
それに、
締め付けが固いからといって、
緩むまえに自らボロボロになっていく
このナットってナニ!?😰
仕方がないので、
この日はこれ以上の作業はあきらめて
カバーを戻して終了…
でも、
このままでは終われない、
いや、
このままでは先に進めないので、
舐めたナットを回せる工具を検索。
昔、電気屋だった頃、
(今も電気屋なのですが、
電気屋ではなかった頃がありまして…
詳しくは、開業秘話をお読みください。)
こんな工具を使っていたことを
思い出しました。

フリーレンチ~!
(ここは、ドラえもんの声でお願いします。)
この道具はかなり便利で、
これ一本で9~22mmのナットやボルトを
回すことができるのです。
便利な割にお値段もお安く、
ネットで調べてもほぼ1,000円以下で
購入できます。
『これにしようかなぁ。
いや、待てよ。
あいつ(例のナット)、もしかしたら
さらにボロボロろうとするかも。。
だとすると、もう少ししっかり
あいつを掴める感じの工具の方が
いいかもしれないな。。』
(少々日本語がおかしいですが…😓)
さらに工具を探してみると、
見つけました!

バイスプライヤ~!
(ここも、ドラえもんの声でお願いします。)
(あ、できれば大山のぶ代さんのほうで…)
このプライヤーはすごい!
詳しい説明は端折りますが、
挟む力が加減できて
強くするとかなり強くできます。
(どうか伝わりますように…😓)
なのにお値段が
これまた1,000円以下なのです!
『こっちにしよう!
これなら、あいつをガッチリつかんで
きっと回してくれるはず!😊 』
早速その日のうちに
歩いて行けるところにある
ケーヨーデイツーへGo!
なんと、税込657円!
安い!安すぎる!
こんなに便利な工具なのに!
(価格は変動する可能性があります。)
ちなみに、
購入前に店員さんに許可をいただいて
六角ボルトの頭を掴ませてもらったのですが
ガッチリです!
それはもう、ガッチリ!
(使い方はYouTube等をご参照ください。)
『これならバッチリだ!😊
明日、さっそくやってみよう!』
意気揚々と帰路へ着きました。
日付変わって、1月2日。
みなさん、
明けましておめでとうございます!
はい?
さっき、明日さっそくやってみよう!って
言ったじゃないかって?
その明日って12月31日だろう!って?
…ええ、まぁそうなんですが、
12月31日大晦日と、
1月1日元旦は、
なにかといろいろあるじゃないですか。。😓
で、
日付変わって、1月2日。
みなさん、
明けましておめでとうございます!
いよいよ、あいつとの勝負再開です。
ちなみに、
お伝えするのが遅くなりましたが
あいつを回すためには、
専用工具を使って右の丸いのを
固定しなくてはいけません。
ユニバーサルホルダーという工具なのですが
これも、念のためベルト購入時に
Amazonで一緒に購入しておきました。
これもとても安価な工具です。
それを、
ちょっと強引な固定方法ですが、

こんな感じに固定。
こんな風に固定したのは、
バイスプライヤーであいつを挟んで
回しやすくするための苦肉の策です。
さて、
ピカピカのバイスプライヤーで
あいつをガッチガチに挟んで…
ググっと一気に回転!!
ググっと一気に!!
えっ!!
こ、こいつ…
さらにボロボロになって
さらに丸くなっていくじゃないか…😖
普通の人なら、
もういい加減ここらへんであきらめて
整備屋さんに泣きの電話を掛けるのが…
普通の人です。
ですが、
DEN-Q の髙橋は…
もちろん、普通の人です!
普通の人なのですが、
この日は1月の2日。
整備屋さんだってお休みのはずです。
おそらく翌日の3日もお休みのはずです。
整備屋さんにもよるのでしょうけど
新年、いつからの営業なのか
全くわからないですし、
さらには残念なことに
バイクの整備屋さんに知り合いがおらず
ご近所にあるのかも知らないのです。
しかも、
「ベルトは持ってますので、
ナットだけ外してもらえますか?」
…とても言えません。。
『ここであきらめたら、
このバイク、いつ使えるようになるか
わからないぞ。。』
ここは、一大決心です。
だって、
こいつ、もうこんなに丸くなって
どちらにしても交換は必須。
だとするならば、
多少形状がいびつになってもいい!
とにかくこいつを緩めて、
二つの丸い物体を外して
ベルト交換をしよう!
(素人なので正式名称は分かりません…)
で、結局 取り出したのは
マイナスドライバーとハンマー。
(ここはドラえもん いりません…)
きわめて原始的なやり方ですが、
マイナスドライバーを
こいつの端っこにあてて
ハンマーでカンカン、カンカン…
ハンマーで…😠
ガンガン! ガンガン! ガンガン!
おっ!!!
やった!!!

ゆ、緩んだ!!!😭
勝った!!
それにしても、こいつ…

なんのために、
こんなになるまで頑張ったんだろ…?💧
いったい、
ナニが「キミ」をそこまで頑張らせたの…?
考えれば考えるほど、
「キミ」を締め付けた人は、
トルクも何も考えずに
渾身の力を込めて締め付けたに違いない!
「あいつ」だの「こいつ」だのと
ひどい呼び方をしてきたけれど、
考えてみれば、
「キミ」が悪いわけじゃない…。
勝者は優しくなければ…。😊
長かった戦いは終わり、
ついに

新しいベルトを装着することができました!
それにしても…
「キミ」の姿はとても痛々しい。。
いったい、
だれが「キミ」のことを
そんなにイジメたの…?😧
まぁ、それはさておき、
左の丸いのの真ん中のナットと
右の丸いのの真ん中の「キミ」を
ソケットレンチとバイスプライヤーで
しっかりと締め付けて…
(素人なので正式名称は分かりません…)
(あ、もちろん後でちゃんと調べました。。)
試しにエンジンをかけてみると…
ブルルルル…
(ここは写真を撮り忘れましたので
擬音だけで申し訳ありません… m(_ _)m )
やりました!
ついに、スクーターが
再び動いてくれました!😊
あたりに取り散らかした
工具たちを片付けて、
一旦 部屋に戻って
厚手のジャンバーと防寒ズボンを身に着け、
再びスクーターのもとへ。
そうです、試運転です。
近所を数分間走って、
加速の感じやブレーキの効きなど
ひと通り確認。
問題ない。
念のため、
もう一度カバーを開けて
二つのナットの締まり具合と
ベルトのたわみなどを確認。
問題ない。
『よし!!』😊
部屋に戻って、
さっそく「キミ」君の交換用の
ナットを Amazonで検索。
正式名称は
フランジ付きナット というらしく
規格は M10 P1.25。
似たようなものは
ホームセンターでも売っていますが
ピッチが違うので使えません。
(はい、それもネットで調べました。)
今までの「キミ」君の材質は
おそらくスチールではないかと思われ、
(素人ですが、あの柔らかさは…)
なので、
もう二度とあんな思いをしないように
ステンレスのものを選びました。
なんと、翌日配送!
しかも、これまた安い!
本来なら純正品を
ホンダに発注するべきなのでしょうけど、
値段がかなり違ってしまいます。
なので、
購入者のレビューを参考にさせていただき、
同型のスクーターの 同じ場所に
使用している人の「問題なし!」の
ご意見を参考に購入しました。
本日、
フランジ付きナット
M10 P1.25 ステンレス 2個入り
が、予定通り配送されてきました。
さっそく、

「キミ」君…
本当にお疲れさまでした。。
ついでに、
新しいドライブベルトにも
ラバープロテクタントを
吹き付けておきました。
少しでも長持ちしますように…
さぁ!
ホンダトゥデイ AF61 よ!
今年も一緒に頑張ろう!!
『今年は、
作業車が買えるといいなぁ... 』😅